広島に本社と支店5店舗がある、鮮度が自慢のお花屋さんです。
今回はスタッフ全員に聞いた!花屋あるある(みなと調べ)!
➀サービスカウンター化している!
トイレってどこ⁉ ○○銀行のATMってある? ケーキ屋ってどっち行ったらあるん? そこに落とし物あったよ~ などなど。
花屋は外に面しているところが多いので、必然的に声をかけられます。スマホでバスの時刻表を調べたり、地図アプリを開いてお客様と画面をにらめっこしたり。一期一会の出会いですね。
➁略す!花の名前をとにかく省略!
カーネーション → カーネ
トルコキキョウ → トルコ
ラナンキュラス → ラナン
スイートピー → ピー
黄色の大菊 → 黄大(きいだい)Y大
ガーベラ → ガーベ
とりあえず略す。ガーベなんて「ラ」の一文字、意味あるのか?と思ってもスタッフ同士だと、ガーベ取って、ガーベないよ、ガーベガーベと叫んでます。叫んではないです。声に出してます。
➂お客様の「お花のいい香り~」の言葉、鼻が慣れているのか、分からない!
お店に入ってお客様が一言、「お花の香りがする!」とっても嬉しいお言葉です。ですが、鼻が慣れているのか、はたまた鈍感なのか、スタッフはわからない…スイートピーやユリは香りが強いので、近くでクンクンすると、あまぁい香り♡とうっとりしますが、店頭に立っているだけではもうわからない!!
➃手と服が黄色に!花粉がついて取れない。緑や黒にもなる!
取れない花粉1位はユリ。手が黄色くなります。ユリの花粉は濡らしたら、より、取れない。手や服に着いたら乾いたティッシュで払うようにとり、そのあと石けんで洗う流れです。ミモザのぽあぽあの花粉、ハイビスカスの花粉も払っても払っても取れない…
とりもとはギガンジューム(ネギ坊主)の茎を切った時、白い服に「アク」がついてしみになったことがあります。他には自分のお腹でトントンと茎を揃えたら、汁がついて、そこが緑や黒に。菊でしがちな行動です。
➄しおれた花がシャキッと!生命力に驚く。
水の下がった切り花を深いお水の中で茎を切ったら、ピンッ!と元気になります。植物の力は感動します。鉢や苗も応急処置でお水にためたバケツに鉢ごとつけると、数時間経ったらシャッキと元気になります。水やりをしてそっとしておいたら、いつの間にか元気になってる!
⑥テレビに映っている花、道に生えている草花、何でもかんでも名前を聞かれる。
家族や友人に「これ、なんていう花なん?」と聞かれがち。知っているお花なら答えられますが、道に生えている草まで全て答えられない!花の咲いてない草や木はヒントが少なすぎる!
でも、家族や友人がお花の名前を憶えてくれると嬉しい。
「別れる男に、花の名前を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」
川端康成の「化粧の天使たち」という作品の一節です。
そのお花を見ると、私を思い出す。なるほどな、と。そんなおしゃれ?な大人になりたいです。
名前を知っているお花は、無意識のように見つけてしまう、見てしまいます。ただの花の景色だったものが思い出や感情を伴う景色に変わるのでしょうか。
見えている世界がもっと色鮮やかなものに変わる、そのお花を見たらうれしかったり、あたたかかったりした気持ちを思い出す、そんなお花を届けられるように頑張ります!!
最後はとっても脱線しましたが、、、
花屋の職業病のお話でした。
他にもたくさんあるので、今度の機会にブログUPします!
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